トキンクラブ

執着もほどほどにね

津田一郎「心はすべて数学である」を読んだ

数学者物理学者がエッセイや本を出すことって結構あるのは、アインシュタインを筆頭にファインマンや日本だと寺田寅彦など昔から今まで沢山いるのですけれど、これは結局「言語」を使って思考しているからこそ、言語表現が鍛えられるからなのでしょうか。

津田一郎はカオスの第一人者として専門書を出している学者で、数学で表現しきれない部分を文学で補完してるのかなあと思いました。本書は、専門のカオス理論の周囲である、脳科学、心、記憶といった分野を軽いタッチで触れている一冊で、軽いとはいっても出てくる内容はそれぞれ一級のものなのですが、深入りせずにそのエッセンスを上手くまとめてあるので思ったよりするする頭に入りました。

それでも知見のない情報ばかりだったのですぐ頭がパンクしちゃったので、私の場合、毎日1章ずつしか読み進めることが出来なかったですね…。

カオスに限らず数学に「無限」の概念を導入したことで随分と風変わりで奥行きのあるややこしい体系になったんだなあという感想を持ちました。ゼノンのパラドックスの説明とか読んでいるとつくづくヘンテコな世界だなって。

数学者の本に私的にはハズレは少ない印象があるので、今後も見つけては読んでいくつもりです。読書たーのしー!

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